どっちもラジエターなんですね


ラジエターは当然ながらエンジン直前の定位置に居るのですが、今までとはちょっと事情が違います。外から見える部分は全てラジエターです。上も下もラジエターなんです。しかもラウンドタイプではなく平面型です。
アッパーラジエター
じゃぁオイルクーラーはどこに行ったのか?・・・と言うと、エンジン右側面に移動しました。しかも水冷式になって。

オイルクーラーを追い出してラジエターを増設した真意は冷却能力の確保でしょう。容量を増やしてクーラント量を稼ぎ、水温上昇を少しでも抑えたいというところでしょう。

じゃあ何でオイルクーラーまで水冷式にしたのか?

それはたぶん冷却効率の問題でしょう。
オイルより水の方が冷却効率が良いので、空冷式よりシステム全体をコンパクトにできるからです。

ロワーラジエター
レーサーのラジエターとオイルクーラーは一体型の空冷式。
ギリギリまで大型化することで冷却水とオイルの容積を稼ぎ、高速走行による風量で冷却系全体の熱交換量を上げ・・・ということだと思います。
多少効率が悪くても総量で優ればOKという割り切りなんでしょうね。

ラジエターにはコアガードが装着済みです。どうやらアエラ製のようですね。このメーカーのコアガードはメッシュの大きさが中央に比べて両サイドの方が大きくなっていて、跳ね石が多い中央は細かくしてダメージを防ぐという合理的な設計です。

製品自体には全く文句ありませんが、ステンレスの地色が見えるのはあまり好きではないので、そのうちフラットブラックで塗ってしまいましょう。

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