投稿

6月, 2010の投稿を表示しています

ステアリングステムをグリスアップ

イメージ
3万kmも走ってステムベアリングがそろそろ怪しくなってきましたが、車検を控えてタイヤ代金の捻出等が控えてベアリング交換もままならないので、差し当たってグリスアップをする事に…。 で、いきなりバラバラ状態です。突然思い立っての作業だったので経過撮影を忘れてしまい、中途画像がぜんぜんありませんが、手順としては以下の通りです。 アンダーブラケット以外のフロントフォーク関連ボルト類を少し緩めておきます。 メンテスタンドとパンタジャッキを駆使して車体を安定させつつ、フロントタイヤの荷重を抜きます。 アクスルを抜き、フロントタイヤを分離します。 アンダーブリッジの固定ボルトを緩めて、左右フォークを分離します。 トップブリッジを外してステムナットを緩めてアンダーブリッジを抜き取り、ベアリング類も外す。 フォーク周り部品一式 右の画像は分解したフォーク周辺です。 トップブリッジ直下に写っているのがステムベアリング周辺。 左からステムナット、インナーレース&ベアリング(Uper)、ダストシール。 下段に移ってアンダーブリッジ+インナーベアリング&インナーレース(Lower)。 お恥ずかしい話ですが、ロワー(Lower)側は結構錆が酷く、とてもお見せできない状態でした。 最近のドゥカティはステムベアリングにちょっとしたダストシールが配されるようになったのですが、これが侵入した雨水を逃がさない役目もしてしまう為、錆の進行に一役買ってしまったという皮肉な状態だったようです。皆さん年一回位は点検を受けましょうね。 さて、件のベアリングはワイヤーブラシを使って錆と過去のグリスを削ぎ落とし、モリブデングリスをたっぷり塗りこむ事に。それでもちょっと不安だったのでベアリングを上下で入れ替え、不具合が一箇所に集中しないようにしました。 さて、泥縄とはいえグリスアップが終わったら今度は組み立てです。 大筋では分解の逆手順で組み付けて行きますが、せっかくフォークを分離したので、シール類のクリーンアップと専用潤滑剤を使っての保護とフォーク内圧の適正化をします。 内圧適正化というと大変そうですが、作業はごく簡単です。 フォーク内圧は使っていると様々な要件から低下します。低下したままにするとフォークの動きにシャキッとした感じがなくなったり空気ばねの能力不足から底付きし

マスターシリンダーの気になる点

イメージ
ブレンボレーシングラジアルを導入して、一段落ついたと思っていたのですが、気になる点を見つけてしまいました。 現物を触った事があると話が早いのですが、レバーには無効ストローク以前にガタがあります。これは幾つかの要因が複合したものです。 まず一つ目の要因はピストンロッド自体のガタ。 レバーに加えられた力をピストンに伝達するピストンロッドは、ボールジョイントでピストン本体と組み合わされていますが、しっかりと結合されている訳ではなくて1mm弱の隙間があります。レバーの可動範囲はピストンロッドだけで規制されているので、ロッドのガタはそのままレバーのガタになります。さらに実際にレバーの指をかける部分では「梃子の原理」によってもっと大きく拡大され、文字通り「ガタガタ」です。 二つ目はレバーに収められ、レバーとピストンロッド を結合している円柱状のパーツです。 このパーツは意外と凝った構造でボールクリックが内蔵され、カチカチと小気味良くレバー位置をセットできます。この円柱状パーツが納められているレバーの貫通孔は、なぜかブレンボ純正・社外品を問わず大き目で、ここでも盛大にガタが発生しています。 さて、私を含めてレーシングラジアルを公道用に使っている方の多くは、機械式ブレーキスイッチを使用しているかと思います。機械式のメリットは実際にブレーキをかけなくてもブレーキランプを点燈させる事ができる為、ブレーキ燈の予告点燈といった公道での安全確保がし易い事。圧力式と違ってスイッチが破損してもブレーキ自体の機能は失われない事。スイッチの On/Off による圧力変化がレバーへのバックラッシュとして出ない事…が挙げられます。 反面、レバー位置に依存してOn/Offのタイミングが変わってしまいますから、精度良くタイミングを設定するにはレバーのガタは大敵で、それを取り除く必要があります。 まぁ、そうは言ってもかけられる予算はわずかですから、レバーを常にガタを無くす方向&ブレーキの効力が発生しない程度の力で押し付けておくのが一番簡単です。 ごく弱いスプリングをレバーに取付 イモネジのネジ山を使ってスプリングを固定しています 具体的に取った方法は掲載した二枚の画像で分かると思いますが、弱くて短いスプリングをレバー先端に固定して、マスターシリンダー本体との間に反発力を発生させま

ロングリアインナーフェンダーを取付

イメージ
以前からずっとやりたかったロングインナーフェンダー装着をついに実行しました。 私は1098を通勤にも使っているので、当然ながら雨天走行もガンガンします。そうするとサイレンサー下面やテールカウル下面が思いっきり汚れるだけでなく、リアサスも結構派手に汚れてしまいます。 そこでロングタイプのインナーフェンダーの登場…となる訳ですが、作っているメーカーが少ないんですよ。 CarbonDryJapanやMOTOCORSE等から比較的ロングタイプは発売されていますが、デザインが野暮ったかったり、表面にリブが入っていたりと、私の好みとはかけ離れた物しか無いのが実情でした。 今まで装着していたのはAELLAの物で、インナーフェンダーとしては珍しく直線基調です。他に無いデザインに惹かれて装着を決めましたが、一大欠点が短い事でした。 今回装着した物は、1098に取付可能な物としては最大長のストリートファイター用純正インナーリアフェンダーです。 ストリートファイターのスイングアームは1098系を延長した物なので、比較的スムースに加工ができると踏んでいたのですが、意外と難物でした。 問題点は以下の通り スイングアーム左側の取付スクリュー位置・・・ストリートファイターは長いフェンダーが振れないようにスイングアームの最大高さを過ぎた所にスクリューがあります。しっかり固定する為には、ここをスクリュー固定したいのですが、スイングアームへの穴あけ加工はしたくないので別の方法を考えなければなりません。 排気パイプの排圧調整バルブ軸・・・騒音低減や排圧調整の為に排気パイプに装着されているバルブの軸受が干渉します。これはエキゾーストパイプの取回しの違いから来る干渉で、ストリートファイターは右二本出し、1098はテールカウル下に並列配置ですから、すんなり付くと思う方がどうかしています。 結局干渉する部分は現物合わせで何とかする事にしました。 まず軸受け部分は穴あけで対応。 1098用のフェンダーを手本に大まかなケガキを入れ、ケガキ線に沿ってカッターナイフで何度も何度も切り込みを入れ、最終的に折り取ります。車体に当てがうと、今度は左右サイレンサーへの分岐部分が干渉する事が判明・・・修正・・・と、何度も何度も何度も仮組みを繰り返して、寸法を詰めていきます。 およそ30分でほぼ納

MIOが突然死 後継機は・・・

イメージ
順調に使っていたMioが突然死。色々手を尽くしたものの復活せず、最終的には電源すら入らなくなりました。 ちょうど仕事で出かける事が多い時期だったので、早めに見切りを付けて新型を購入する事にして、Webを徘徊。価格.COMでポータブルナビを検索して見付けたのがこれ。 見ての通りホータブルというよりはパームトップ(掌乗り)といった感じですね。価格も税・送料込みで¥11,000足らずと非常に安価。廉価モデルの割には液晶の発色に癖もムラもないので、ちょっと見直しました。 パームトップナビゲーション 肝心のナビゲーションは、ちょっと反応がもたつきイラッとする事があります。またオートリルートの案内が時折とんでもなくオバカな案内をするので、笑えない事も…。 ま、何せ「いちまんえん」ですから。 本体に充電専用コネクターがあり、それに対応した専用充電機が付属してきたので電源問題再びか?と思ったらUSBコネクターからも充電できコネクターもMioと同一だったので、電源問題はあっさり解決です。 欠点もいくつかありますが運用でどうにかなり買い換える程酷いものでは無さそうなので、当分はこのまま使っていきます。