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2月, 2010の投稿を表示しています

ハンドルの振動を抑えろ

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以前からハンドルバーに出る微振動が気になっていました。 ツーリング等で遠出すると指先がビリビリと痺れた様になる事が多く、その度合いは距離よりも時間に比例している感じです。 ただ、レバー類の操作に支障が出る程ではないし、低振動のV型90度エンジンで出てしまうのであれば仕方がない…と思って半ばあきらめていました。 でも時間が経つにつれて納得行かない気持ちが大きくなったのと、寒さと相まって「ホントに辛い!」と思ったので対策する事にしました。 振動対策は色々ありますが、一般的には下記の二種があります。 バーエンドを重くする ハンドルバー自体を重くする これらの内「バーエンドを重くする」が採用される事が多いです。簡単ですからね。 ただし用品店で売られているアルミ製では軽すぎて殆ど効果が無いので、色々物色していたら「バー自体を重くする」法での対処している製品を見つけました。 価格も\1,680とお手頃なので、早速購入です。 画像を見てください。 Aは今まで使っていたSTM製34mmアルミバーエンド B1はSTM製に付属のM6ボルト、B2は自前で用意したM5ボルト Cが今回の主賓、バーウェイト。ブラス製ですっしり重い 購入してみて気が付いたのはハンドル内径よりもウェイト径がずっと細かった事です。これは目の粗いスポンジを巻き付けて調整しました。結果的にはウェイトがハンドル内でセミフローティング状態に保持されたので、結果オーライかも。 実走行をしてみると、ハンドルから伝わる振動の少なさに驚きました…と言うか、今まで随分我慢していたんだなぁと改めて実感。Lツインの鼓動感はちゃんと伝わってくるけれど、その他の雑音成分がフィルターで減殺された感じ…と言えば想像し易いでしょうか? 来月には今年最初のツーリングがあります。どれ程改善されたかが楽しみですよ!

タンクバッグを取り付けました

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スーパーバイクに搭載能力が無い事は承知の上ですが、ナビやカメラを運用するようになると携行する物が増え、ウェストバッグの限界を超えてしまいました。 そこで導入したのがSW-Motech製のクイックロック・タンクバッグ。 前傾姿勢に対応したバッグ形状で、ライダー側が大きく削られています。小振りながら意外と大容量、しかも野暮ったくないというので、気に入ってます。 完成後の装着状態 購入当初は仕様通りフューエルキャップに固定して使っていましたが、実際に取り付けると一番小さいサイズのバッグですら腕が伸び切ってしまいます。もちろんタンクに伏せて走行風をやり過ごす事もできません。 当初の構想とは裏腹に意外と運転に支障が出てしまったので、リアシートへ移設する事にしました。 最初はタンデムベルトに取り付けていたのですが、ベルトは柔らかい上に多少伸縮するので、バッグが振られてしまい中身がシェイク状態に。またタンデム走行の度にマウンターを外す煩わしさに嫌気が差して、この方法は断念。無線運用を目論んで入手しておいた予備のシングルシートカバーに、取り付ける事にしました。これならがっちり固定できるはずです。 クイックロック機構の車体側 マウンターはベースプレートとロッカーブロックの2部品と6本のボルトで構成されています。ボルトの締め付け順序にちょっと気を使いますが、特に難しい所も無く固定できました(右)。スクリューが飛び出したりしてますが、ここは構造上1cm以上隙間があるので運用上問題ありません。  唯一の注意点は、ベースプレートがシングルシートカバー中央の稜線と平行か前下がりになっていないとバッグの付け外しが辛くなる事でしょうか。 まぁ、無理にロックしてしまったとしてもバッグ自体に柔軟性があるので、外せなくなってしまう事はありませんけど。 クイックロックシステムのお陰で、取り付けも取り外しも僅か数秒! 取り付けは、まず車体側マウンター後端の二本角をバッグ側のクランパーに引っ掛けます。 そのまま回転させるとセルフセンタリングされ、ロックボルトが定位置真上に来ます。 そのまま押し下げるとロックボルトがマウンターに入ってロック完了。 外す時はロックボルトに繋がったアンロックタブを引っ張りながらバッグを引き上げるだけ。1秒で作業完了です。 本体

水温調整をしてみる

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冬になると水温がなかなか上昇しなくなり、最高温度も低くなります。 スーパーバイクは真夏に全開走行をしてもオーバーヒートしない様、ラジエターの熱交換能力が大きく設定されていますから、当然と言えば当然です。でもオーバークールはエンジンにダメージを与え易くなるので避けたいものでもあります。 そこでリストラクター(制流板)で熱交換量を制限して水温を維持しよう、というのが今回の工作です。 左は純正状態 右がStanly号です まぁ一目瞭然ですね。 用意したのは厚紙一枚。今回の作例では紙製のバインダーです。縦はラシエターの天地方向と同じ、左右はラジエター幅の70%位を目安に厚紙を切り出します。そしてこれをラシエターの前に固定する…これだけで完成です。私の場合はラジエターコアガードを取り付けていたので、ラシエター本体とコアガードの間に厚紙を挟み、ずれない様にステンレスワイヤーで軽く止めただけ。強く引っ張ったら取れちゃいます。で、それだけではさすがに寂しいので、以前にいただいたwww.ducati.comのカッティングシートを貼って洒落っ気を出してみました。 オイルクーラーにも同様の理由でリストラクターを取り付けましたが、こちらはちょっと手が込んでます。以前の記事でメッシュを貼った事を書いていますが、その後ステンレスメッシュの補強目的でパンチングメッシュのアルミシートメタルを追加しています。 パンチングメタルの奥にリストラクターがありますが… 更にその後ろに開口率60%位のリストラクターを追加した訳ですが、黒塗装したので外観からは全く見えません。 リストラクターそれぞれの開口率は全くの目分量ですが、水温が摂氏100度近辺で安定し、満足な結果を得ています。 同じ効果を狙ってガムテープを直接貼って調整しているのを時々見かけます。時間を争うレース現場ならともかく、公道走行では外観がみすぼらしいですし、後々粘着剤がとれなくなったりするので、一手間かけてリストラクターの装着をお勧めしますよ。 油温については油温計が無いので何とも言えませんが、開口面積は空冷1000DSエンジン搭載車両のオイルクーラー程度なので、全く的外れな状況では無いと思われます。 油温計はすでに入手済みなので、センサー取り付け位置が確定次第、作業したいと思っています。