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5月, 2010の投稿を表示しています

リンクアームを交換

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AELLAから発売されたリンクアームを取り付けました。 ディライトやモトコルセから発売されていたリンクアームが「効果はあるが15万円弱と高価」だった所から、私がAELLAさんに働きかけて実現しました。 AELLAさんには「税込み10万円以下なら絶対売れる」と価格の点で随分無理な注文をしましたが、見事にそれをクリアしてくれました。多謝。 「口は出すけど金は出さない」というのは私自身が最も恥ずかしいと思う態度なので、試作が上がると共に特製の黒アルマイト仕上げを発注しました。 取り付けは非常に困難なので、ショップに任せる事をお勧めします。私は自分で作業しましたが、「ツルゾー君」等の機材が無いと重大な事故に繋がる危険性が高いですし、万一の事を考えて二人以上での作業が良いでしょう。まぁ、そういった状況なので、作業中の画像はありませんので、あしからず。 言うまでもなく奥が純正、手前がAELLA ノーマルとの比較画像を見てもらいましょう。 一見して分かる通り、V字の角度が純正パーツに比べて浅いですが、これは母材の制約によるもので本質的な物ではありません。 画像では二つのリンクアームをカラーを使って並べていますから、アームの長さの違いがはっきり分かると思います。 ノギス等で正確に測っていませんが、トルクロッドの結合される位置が10mm程後方へ伸びており、言ってみればここがリンクアームの肝です。 サスペンション側のアームにはサスペンションが左右にブレるのを規制する突起があります。また、リンクアームがスラスト方向に動くのを規制するナイロンワッシャー(右下画像ではフレームとの間に見える白いパーツ)も同梱されています。こういった細かい配慮はさすがに後発メーカーだけの事はありますね。 取り付けに当たっては、滅多に分解できない部分なので、グリスをたっぷり塗り込みトルクも厳重に管理。車高は海の物とも山の物とも分からないので、AELLA推奨セッティングに近い状態にしました。 実際に走り出すと、今までとはかなり違う感触です。ストロークセンサー等からプリロードを詰めていきますが、今までの純正-2回転では完全にバンプタッチしてしまうので、プリロードを2回転ずつ追加しながら様子を見ます。タンデム走行を含めて何十回と試乗した結果、純正+7回転&圧側ダンパー+1回転で決着しま

LLC交換

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ロングライフクーラント(以下LLC)を交換しました。 ラジエターから水漏れらしい兆候があり、狭くて暗いため思うようにチェックできず気がかりでした。夏を迎えるのに冷却の要とも言えるLLCに不安を抱えるのはイヤなので、交換ついでにチェックしてみようと思っての作業です。 まずはLLCを抜きます。 ラジエター単体 エンジン左側、ウォーターポンプカバーのドレンボルトをはずし、次にラジエター左側上下に接続されているホースと水平シリンダーに接続されたホースを抜いてLLCを排出します。 念の為車体を直立させたり傾斜させたりを繰り返してしっかり排出させます。 終わったらラジエターを固定しているボルト3本と強制冷却ファンのコネクターを外し、ラジエターを単体分離します。 この状態で乾かしてから丹念にコアの損傷をチェックしてみましたが、どこにも漏れていそうな所はなく、水を入れてみても滴ったり滲んだりしません。 水漏れについてはこれ以上この場では確かめようがないので、後日に持ち越しです。 細かい砂利が詰まってます コアをチェックしている時に意外と泥や砂利がコアに詰まっているのを見て、精密ドライバーを使って砂利を取り去ったりホースの水を併用しての泥掻き出しをやってみましたが、全然話にならないくらいの詰まりようだったので、こっちも後日に持ち越しです。 私はAELLAのコアガードを取り付けていますが、小石を防ぐ事をメインに考えての設計らしくメッシュが大きめで砂利には力不足です。オイルクーラーと同じく1mmメッシュのガードを取り付けた方が良さそうです。 さて、ラジエターコア内部だけでなくエンジン側も流水を通して水洗いしたら、元通りに組み立てます。 ここでは特別に気を使う部分はなく、丁寧に組み立てていくだけです。 組み上がったらドレンボルトの締め付けをもう一度確認の上LLCを注ぎますが、今回は一般的なLLCは使わずワコーズのヒートブロックプラスを使いました。 レース用のクーラント[ヒートブロック]に不凍剤のグリコールを少量添加したもので、[ヒートブロック]譲りの吸放熱性に加え-12℃までの使用に耐えるという触れ込みです。夏場の冷却能力向上だけでなく厳冬期でも安心して使用できます。 でも注入が一筋縄では行きません。配管がグニャグニャ曲がっていてエア溜りが

クイックファスナー化とカウルのチリ合わせ

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アンダーカウルをクイックファスナー固定に変更しました。 前々からサイドカウルとアンダーカウルの合わせ目にできる隙間が嫌だったんですよ。 以前の記事 でアンダーカウル先端の隙間修正について書いてますが、同様の事をサイドカウルにもしてみました。 まずは1098/1198の量産車を見てみましょう ご覧の通り隙間が開き放題です。 型成型品でしかも量産車両なので線を引いたようにピシッとならない事は承知していますが、それでもチリの合い加減の悪さにげんなりする所ですね。 こちらはStanly号で同じ部分を撮影したものです。 チリの合い方が全然違うのが見て取れるでしょう? 動力性能には全然寄与しませんが、こういった細かい部分は無意識の内にチェックをいれていて、違和感があったり不細工に見えたりします。 ただ隙間を詰めてもつまらないので、どうせだったらカウルを外すたびにうんざりさせられるスクリューの多さも解消しようとクイックファスナー化を同時にやってみました。 使った物は749/999系で使われている物ですが、748/916系の物でもOKです。最近ではディライトからも発売されていますね。 軸長が数種類あるので、注意しないと固定できないとか緩すぎて使い物にならないなんて事も起こり得ますから、購入前に十分調べましょう。 クイックファスナー化する際は、サイドカウルのスクリュー孔を拡げる必要がありますが、全体を均一に拡げるのではなく下に広げるような心積もりで作業すると、カウルの密着度と仕上がりがよりキレイになります。やりすぎるとアンダーカウルと合わせた時に、クイックファスナーの軸が入らなくなってしまうので慎重に作業しましょう。 孔の拡大が済めば後は簡単。アンダー側にカプラーを押し込み、サイドカウルを通してプラグを差し込むだけ。 最後にDリングの向きが大体揃うように、カプラーを調整して完成! クイックファスナーさえ入手できれば、とても簡単にできちゃいますよ。