ブレーキレバーを交換しました

以前、嫁がVT250FEで出かけた際に立ちごけして折ってしまったブレーキレバー。取りあえずラピッドフィックスで接着し無事に使っていましたが、予算が確保できたので交換パーツを入手しました。
元々は可倒式のレバーだったのですが、[折損防止の可倒式]なのに先端が折れてしまったので、今回は一体型にしました。

レバー交換の作業自体はラジアルマスターとしては全く特別な点の無い作業ですが、今までのレバーは私の個人的な拘りからブレーキレバーの握り方向へ僅かにテンションをかけてレバーのガタつきを除去しているので、新しいレバーにも追加工をします。

レバーの根本側端に直径約3mmの非貫通穴を開けます

マスターシリンダー本体側にも対応する位置に非貫通穴を加工します

レバー側に適当なスプリングを入れ、組み付けます
スプリング先端は本体側の非貫通穴に収めます


これで常にレバーを握る方向のテンションがかかります。
マスターシリンダーのピストン自体にもスプリングが組み込まれ、レバーを戻す方向にテンションがかかっています。その力は今回追加したスプリングに比べて非常に強いので、レバーから力を抜きさえすれば、ピストンは必ず戻りきりブレーキを引きずってしまうことはありません。
レバーとピストンロッドはピボットピンが仲介し、ピボットピンとレバーのピボットピンホールとの間には結構大きな隙間があります。この隙間がレバーを握り始めた時にある気色悪い空走感の原因です。ピボットピンとレバーを完全にガタなく組付けることは不可能なので、一方方向に押し付けて見かけ上ガタを発生させないようにしています。

まぁ、そんな事を気にしてこんな加工をしているのは私くらいでしょうけどね。


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