タイヤを換えて、ステムをいじったら、何か変だなぁ・・・

前回に引き続きタイヤ関連の話です。

届いたタイヤを組みました。

前後タイヤが組み上がったところ


 IRCのタイヤそのものは、CBR250Rで履いているロードウィナー2等で何回となく組んでますが、スクータータイヤというカテゴリーを扱うのが初めてなので、ビードやタイヤそのものの硬さが想像できず、ちょっと緊張しました。
 作業した日の気温が低かった上に仕事が終わってからの作業となったため、タイヤ全体が冷えてしまって手応えがかなり硬質でしたが、心配は杞憂に終わりました。
 もちろん用意していたアングルエアバルブも組みましたが、少々失敗したなと思ったのが「向き」。ブレーキディスクと干渉しない様に車体左側に向けたのですが、サイドスタンドも左なのでエア調整の際は左傾斜する車体が邪魔に。交換作業中はメンテナンススタンドで直立させていたので、全く気付きませんでした。

 タイヤ交換では必ず前輪を外す必要があるので、ついでにステムベアリングのグリスアップとプリロードの調整をしました。今考えればこれが災いを呼び込みました。

 交換後の10km程の試乗では、「バイクが重い」というか「加速にもたつく」という印象。今まで20回以上タイヤ交換を経験してますが、新品タイヤに交換した直後はいつもすごく軽々走れて気持ち良い物ですが、今回に限っては交換前の方が良い印象を受けました。
 タイヤの断面形状から考えてもおかしい話なのですが、
「スクータータイヤをバイクに履かせると、こういう物なのかな?」
 などと思ってました。でも納車直後の純正スクータータイヤでも感じなかったので
「これは絶対におかしい!」
と、ステムベアリングのプリロード調整を疑い始めました。

 そして交換三日目の今日、退社直前にステムベアリングをかなりの手抜きながら調整(1/32回転位緩め)してみたら印象が一変!
 他は一切変更していないのに車重が10kgも減った位に車体が軽くなりました。

 帰ってきてから色々考えてますが、「ステムベアリングのプリロード調整で車体が重く感じる理由」は不明なまま。次回以降の調整の際はもっと詳しいデータを取って調べてみたいと思います。

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