ヘッドライトユニット

車検を迎えるに当たって色々と噂のあったヘッドライトを点検してみました。
1098の車検適合の要件は大体以下の様な感じで、他に光軸の規定があります。

  • 発光色は白または淡黄色
  • 走行燈(ハイビーム)の光度は単体で15,000cd(カンデラ)以上100,000cd未満
  • 走行燈の光度が15,000cd未満の場合は単体が12,000cd以上ですれ違い燈(ロービーム)との合計が15,000cd以上

テスター屋さんで測ったら8500cdと規定の半分程度。色とか言う以前の問題ですね。
新品のH11バルブを用意してのテストですからこれ以上はどうしようも無い事が明らかなので、その場での対策はあきらめ1198用のヘッドライトユニットを発注。

届いたのがこちら。
右の眉毛が付いているのは今まで装着していたヘッドライトユニットです。眉毛は硬いスポンジ製でレンズに沿って流れた空気(と雨)がカウルの中に入らないようにする為のようです。なんか眉毛犬のようで笑っちゃいますね。
ほぼ丸3年間使いこまれたので対物レンズ表面に細かい擦り傷があったり、内側に汚れが付着したり、埃が溜まったり―でかなり古臭く見えます。いや、全くお疲れ様でした。
新旧双方のユニットを見比べて気付くのは、新型ではカウルに隠れる部分が黒色成型になった点でしょう。旧型は全面クリア成型なので印象がかなり異なります。最初は塗装かとも思ったんですが、目立たない所をちょっと工具で引掻いてみても下地が出ないので違うようです。
プレスリリースでは新型ユニットは400g程軽量化されたと発表されていますが、持ち比べてみると「あ、なるほど」という感じで「すげー!」って程じゃなかったですね。
こちらはヘッドライト下ダクトのアップです。
ご覧の通り[前半部が半透明]から[すべて黒]になってますが、カウル装着後に覗きこんでも殆ど違いはわかりませんでした。
顕著に違うのはプロジェクターレンズ内部のようですね。分解不可なので具体的には検証できませんでしたが、レンズに外部から光を当てた時の反射具合が全く違います。ダクトのアップ画像でもそれが見て取れます。

交換作業はアッパーカウル内の総分解という感じでアッパーカウルを外すだけでも何とかなりますが、サイドカウルも外してしまった方が楽ですね。
右画像ではラムエアダクトもエアグローブカバーも外していませんが、滅多に分解しない場所なのでついでとばかりに景気良く外せる物はみんな外して、掃除を兼ねながらの作業となりました。


交換後に試験点燈した時は大して変わらないように見えましたが、完全に暗くなってから再度点燈してみたら、全然別物でした。HiはもちろんLow側も以前とは比べるのがバカバカしい程です。
後日テスター屋さんで測り直してみたら何と単体22,000cdオーバー。実に2.6倍もの光度!
やって良かった~! もちろん車検だって全く問題なく合格でしたよ。

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