何でそんな言い方をするのだろう?

それは、私がとある就労移行支援援事業所に通い始めた第1日目に起こりました。

その日の全体朝礼が終わり、一通りの基礎準備のレクチャーが始まりました。タイミングとしては「つい今さっき貸与されたノートPC」が、「ようやくWindows10のデスクトップを表示したところ」で、正に初っ端です。

私にはこのタイミングで、しなければならない課題があります。それは、日本語入力方式を「かな入力」に変更する事です。

作業自体は、新しいPCを貸与されたら「必須の作業」なので、慣れたものでしたが、初手で躓きました。

「右クリックできない」

ノートPCを見た瞬間から嫌な予感がしてました、タッチパッドに左右ボタンが無かったですから。冷静に考えれば、左クリック相当の事は出来ていたので、「スタート→コントロールパネルを開いて~」と順を追えば、できたはずですが緊張してたんでしょうね。

そうこうしている間に、事務所内の備品や様々な取り決めについての周知が進んで行き、いよいよPCへの入力をする段階になったので、質問しました。

「入力方式を変更したいのですが、右クリックできません。」

間髪入れずに返ってきたのは、

「右クリックできないんですかぁ?」

という指導員の声。そのトーンは明らかに見下したもので、その後の操作説明が、また得意げで、気に障ります。

あなたには毎日の事でも、私には今日初めて。あなたの常識はみんなの常識じゃ無いし、そもそも、自分と他人では常識も尺度も違うという事を通所者にレクチャーするのが仕事で、昨日今日始めた訳でも無いでしょ?…と言行不一致に苛立ちを覚えました。

就労移行支援事業所とは、「発達障がいを含めて様々な事情の人が、長期就労&定着を目指して訓練する所」で、事業所スタッフは指導員として様々なサポートをする筈なんですがねぇ。

当該スタッフ同席の上で、新規通所者として朝礼で紹介され、30分も経過していないのに、いきなり見下されるとは予想外でしたよ。

指導員って、何時間も講習を受けたりして資格認定されてる筈なんだけど、こういう面や発言を見聞きしてしまうと、

何でも自分が基準で、自分が知っている事を知らない人がいるとマウントを取らずにはいられない人で、

指導員になったものの、本質的には障がい者を見下している…と、強く感じました。

こんな一言で鬼の首を取った様に糾弾するつもりは全くありませんが、非常にインパクトのある第一印象だったので、多分何かにつけて思い出すでしょう。

この一件、私は何とかやり過ごせましたが、本当の発達障がいや精神障がいの方だったら、かなりキツイ仕打ちだし、二度と現れないかも知れませんね。

時間もお金もかけて資格を取ってるのだから、単にお金の為だけでこの仕事をしている訳では無い事が、容易く想像できるだけにとても残念。


口は禍の元。

些細な事で信用を無くしたり、立場を失ったり。例えプライベートの軽口でも、一度言ったら、その事実は取消不可。私もあなたも、用心、用心。

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