ブレーキホース交換!

しばらく前にブレーキマスター交換の記事を書いてますが、実は同時に他の物も交換してました。
2月7日の掲載画像を良く見てください。
ブレーキキャリパーが1098用になっていますね? これが同時に交換した物です。

1098と899のキャリパーは固定ボルトピッチが同じでなので、フォークに固定すること自体は非常に簡単です。

問題はブレーキホースです。
899用キャリパーではバンジョーボルトは車体外側から内側に向かってネジこまれます。一方の1098用はその逆です。そしてそのボルトによって固定されるブレーキホースとバンジョーは、当然それぞれのキャリパーに最適化されています。
つまり1098用キャリパーを取り付けるには899の純正ホースとバンジョーをぐいっと捻じ曲げなければならない事になります。そしてこれは純正ホースにとても大きな力を加える事になり、フルード漏れ等「トラブルのタネ」を抱え込むことになります。

更に面倒な事に899はABS搭載車です。
ブレーキホースの途中にABSモジュールがあるので交換するためには

  1. 外装を外してモジュールを露出させる
  2. ホース長を計測する。
  3. ホースを購入
  4. ホースを交換する

という手順を踏まなければならないのです。
ついでに言うとABSモジュールがどこにあるのかも不明なので、探す所から始める必要があり、もう書くだけで面倒。

面倒なので、一気にABSモジュールに飛びます。
車体右側の外装を景気良く外すと、意外と簡単に露出しました。
バンジョーは手前左から順にRブレーキ入力/出力 Fブレーキ入力/出力
30年位昔、BMWのABSモジュールを見たことがありましたが、それはバッテリーよりも巨大な塊でとてもスポーツバイクには搭載できない代物でした。それが今は握りこぶしよりも小さいのに制御の緻密さは比較にならない程。技術の進歩って素晴らしいですね。

ホース全長はおよそ800mmだったので、両端のバンジョー分を差し引いてホース単体長は760mm。バンジョーは両端共に30度ベント。これだけ判れば用品店で購入するのは簡単です。
1番奥Fブレーキキャリパーへの出力側を交換しました
 で、買ってきたらすぐ交換。
上の画像で水滴が付いているのは、フルード飛散を考えて水洗いをした後に撮影し忘れたことに気が付いたから。
ABSモジュール側の作業が終わったらキャリパー側の作業にかかります。

見栄えは純正とさほど変わらず。
………やっと完成。
でも、一息入れる間もなく試乗に出かけます。

極低速から何度も何度もブレーキをかけ、感触を確かめながら少しずつ速度を上げていきます。ボルトの締め忘れチェックは何度も繰り返してはいますが、やっぱり最初は怖いものですね。

こうして辺りがすっかり暗くなった午後7時頃、ようやく作業終了。
あー、疲れた。

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