CBR250R/MC41のブレーキ周り

コンバインドABSというホンダらしい凝ったブレーキシステムです。ホンダはこういう凝ったシステムを最高カテゴリー以外の車種に積極投入する社風で、好きです。
「前後連動式…」という和名ですが、RC46に装着されていたF→R用の二次マスターシリンダーが見当たりません。運用(想定)速度の違いから連動はR→Fのみなのかも。
フロントのキャリパーはRC46で使用されているのと同種の「入力2系統型ピンスライド3ピストンキャリパー」です。全体のサイズやピストン径等がRC46と同じかどうかは確認していませんが、ブレーキパッドの大きさから見て少なくとも鋳型は同じのようです。
回転検出ローターがディスクローターのインナーと共締めになっていますね。これがあるとABS装着車なんだなぁ…と感じます。
配管・制御系を解析していないので、当分いじらずこのまま運用しようと思っています。

こちらはリアブレーキキャリパーです。
極々一般的なピンスライドシングルピストンキャリパーで、純正パッドの青塗装が目を引きます。入力が1系統だけなので、フロントブレーキに連動はしないという事ですね。
こちらにも回転検出ローターがあります。オーナーズマニュアルには「エラーコードが出力されるので、メンテナンススタンド等をかけた状態では後輪を空転させるな」と書かれています。単なる回転検出ではなく前後の回転差から簡易トラクションコントロールのような制御も施しているのではないでしょうか? 
バーンアウトをするとABSモジュールがエラー発信してしまい…と考えましたが、そんな事をする人がどれ位居るんですかね。

コメント

このブログの人気の投稿

HI-CAPA4.3のシアとハンマー周辺を細かく見てみる!

更にラジアルマスターを導入!

シングルディスク化をしてみました その1