ナベリウスでは殆ど気になった事がありませんでしたが、最近EP4地球へ行くと気になることがあります。 それは照明です。 地球の地上なので、照明の光源は太陽という事になります。太陽の表面温度は約6,000度、そこから出る光の色温度もざっくり6,000度という事になります。 では「地上で浴びる光は6,000度の色温度なのか?」というと、そうではありません。 ※ここでは話を簡単にする為に「真夏の昼に~」と大雑把に括(くく)る事にします。 太陽の光が地球に届くと大気や大気中の塵や水蒸気などに衝突して散乱します。この散乱は波長の短い紫~青程強く、赤系ではあまり起こりません(お陰で空が青く見える訳です)。 という訳で地上の光は白から青味が抜け僅かに黄色がかった色になり、色温度も若干下がって5,000から4,500度あたりになります。 人間の目はこ環境光の下で進化したのでこの色が「真っ白」と感じ、元々の6,000度は「青白く」感じます。 ※順応も関係しますが話が無駄に複雑になるので割愛します 左は修正なし 右は青味を減殺させた物 上の画像の横断歩道を見ると、スクリーンショットそのままの左半分は青く、不自然な青味を減殺した右半分は白く見えるはずです。 こうした違和感は地球以外の惑星では感じられないので、他の惑星表面は星系主星南中時の色温度を4,500度近辺に設定していると思われます。その他にアークスシップでも、マイルームやエステとロビーでの見え方の差(所謂エステ詐欺)が大きいのは、照明の強さの違いだけでなく色温度の差も関係しているのではないでしょうか? この色温度、モニター自体にも調整機能があって、私の手元の製品では暖色、寒色、ユーザー設定の3種類から選択できるようになってました。暖色に設定した直後は全体的にはっきり黄色っぽく見えるのですが、一時間もすると目が慣れて普通の白に見えるようになります。順応ってすごいなぁ。 ふと思ったのですが・・・ 色温度を下げれば青系色が少なくなるので、目の疲労の原因となるブルーライトが減少して長時間モニターを見ても大丈夫になる・・・ そんな虫の良い話は無いのでしょうね。