夏に向かって旅支度
着々と慣らし運転を進めていますが、夏の泊りがけツーリングに向けての準備も並行して進めています。
CBF190Xは名目上最高速度107km/hとなっていますが、実際にテストしてみたところメーター読み103km/hで頭打ちでした。その時スロットルグリップはストッパーに当たってこれ以上回せないという文字通り"全開"状態、回転数もかなり高くてエンジンには余裕が感じられませんでした。速度と回転数に比例してハンドルやステップに出る振動も排気量の小ささが幸いしてギリギリ許容範囲内というレベルでした。
高速道路の巡行速度は90~100km/hの想定で計画を立てたい、でもウンウン唸るエンジン音でストレスを感じながら走るのも嫌……という事でもうちょっと巡行回転数を下げる為に色々細工をする事にしました。
一番簡単でお金もかからないのが最終減速比のロング化、でも"意外に駿馬"という部分を潰したくないので、どこまでやるかの見極めが必要です。
Webで情報を求めてあっちこっちウロウロするうちに有益な情報に行き当たりました。
XAMのC3108が互換品で歯数も純正+2が通常生産品にあるとの事で早速注文。問屋に在庫があったらしくすぐに入荷連絡が来て、その日の閉店ギリギリに用品店に飛び込んで引き取ってきました。
樹脂製スプロケットカバーはその内側にチェーン脱落防止プレートがあり、双方を一体で取り外せばドライブスプロケットとカウンターシャフトが露出します。
ドライブスプロケットとカウンターシャフトの結合方法は、ホンダのモンキー等と同じで形式で、嵌合プレート固定用の10mmボルト2本を緩めればポロンと外せます。
後は逆手順で新しいスプロケットを取り付けるだけですが、歯数が14から16に増えるのでそのままでは絶対嵌りませんから前もってリアアクスルナットとチェーンプーラーを緩めてアクスルシャフトを最前位置にしておきます。
無事にカウンターシャフトにスプロケットが嵌ったら嵌合プレートを使ってスプロケットを固定します。
嵌合プレートには裏表があるので注意してください。
また今回は走り始めて500km程度なので嵌合プレートは当然新品同様でしたが、この部品は消耗品です。走行距離が伸びたらカウンターシャフトとの当たり面の摩耗具合を確認して僅かでも摩耗が見られたらパーツ価格も僅かなので交換してしまいましょう。
次はスプロケットカバーを取り付けるのですが、それにはちょっと下準備が必要です。
スプロケットの歯数が増えて外径が大きくなったのでチェーン脱落防止プレートとチェーンが干渉して取り付けできませんが、脱落防止プレートにはスプロケットカバーを正規位置に保持する為の役割もあるので、単純に「取り付けない」という選択肢はありません。
嵌合プレートには裏表があるので注意してください。
また今回は走り始めて500km程度なので嵌合プレートは当然新品同様でしたが、この部品は消耗品です。走行距離が伸びたらカウンターシャフトとの当たり面の摩耗具合を確認して僅かでも摩耗が見られたらパーツ価格も僅かなので交換してしまいましょう。
次はスプロケットカバーを取り付けるのですが、それにはちょっと下準備が必要です。
スプロケットの歯数が増えて外径が大きくなったのでチェーン脱落防止プレートとチェーンが干渉して取り付けできませんが、脱落防止プレートにはスプロケットカバーを正規位置に保持する為の役割もあるので、単純に「取り付けない」という選択肢はありません。
とは言っても加工するも面倒なのでジャンクBOXで見つけたカラーを使って脱落防止プレートを取り付けなくてもスプロケットカバーを正規位置に固定できるようにしました。
そもそも脱落防止プレートは整備・調整をサボってチェーンをダルダルにしてしまうオーナー対策なので、清掃・給油・張り調整をしっかり行っていればこんな物のお世話になりませんよ。私も整備士のはしくれですから「紺屋の白袴」と言われないようにメンテします!
さてチェーンの張り調整を終わらせたら早速試乗です。
発進や追越し加速で大きな変化の体感を期待していたのですが、特筆するような事は起こらず「フツーに」乗れてしまいましたし、むしろ好ましいと言える状況でした。
最終(二次)減速比が3.214のCBF190Xであればドライブスプロケットの歯数を+1するとドリブンスプロケットの歯数を-3する事とほぼ同じ意味を持ちます。
そもそも脱落防止プレートは整備・調整をサボってチェーンをダルダルにしてしまうオーナー対策なので、清掃・給油・張り調整をしっかり行っていればこんな物のお世話になりませんよ。私も整備士のはしくれですから「紺屋の白袴」と言われないようにメンテします!
さてチェーンの張り調整を終わらせたら早速試乗です。
発進や追越し加速で大きな変化の体感を期待していたのですが、特筆するような事は起こらず「フツーに」乗れてしまいましたし、むしろ好ましいと言える状況でした。
最終(二次)減速比が3.214のCBF190Xであればドライブスプロケットの歯数を+1するとドリブンスプロケットの歯数を-3する事とほぼ同じ意味を持ちます。
だから今回の様に一気に+2(-6相当)なんてすると、とんでもない事が起こるはずですが…どうなっているんでしょう?
まぁ頗(すこぶ)る具合が良いのでこのまま運用していますが、もしかしたらもっと歯数を増やして17Tにしても行けてしまうのかもしれません。非常に興味があるので是非やってみたいと思います。
問題があるとすればメーター表示の誤差ですね。
ドライブスプロケットの回転数から計算して速度を表示しているので、現在の状態でも14%強の誤差が出ています(メーター読み100km/hの時、実速度は114km/h)。
もし17T化をすると概略2割増しになるので暗算は簡単になりますね……。
Ducatiの様に最初から前輪/後輪での検出にしておいてくれればこんな面倒な事は無いのに…。補正キットなどがあれば欲しい所ですが、それはちょっと望み薄ですね。
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