サイドスタンド、今度はポリッシュで

サイドスタンドを以前に黒塗装していますが、今度は磨き上げてみました。
国産・外車・材質を問わずサイドスタンドは大体鋳造製品です。M696のように鉄板プレス部品と鉄パイプと鋳造部品を溶接なんてコストダウンなんだか手間をかけているんだか良くわからない物もまれに見られますが…。
1098もアルミ鋳造製のサイドスタンドなのですが、正直気合を入れた作りではありません。見た目的には916系のものとほぼ同じで、中央に鋳造型の合わせ目がある所までそっくりです。
限定カスタムPS1000LEのサイドスタンドはさすがに仕上げ直しされている上にクロームメッキがかけられていて美しいのですが、わざわざ買うのも馬鹿馬鹿しいしクロームメッキ仕上げという点が気に入らなかったので、ポリッシュ仕上げとしてみました。 
やり方は非常にアナログです。
まずメンテスタンドで車体をリフトしたらサイドスタンドを分解します。
磨いた直後はキレイですが…
次に目の粗い金工ヤスリを使って鋳型の合わせ目を削り落とします。
目の細かいヤスリに交換して全体の形を整えますが、この段階で仕上げの形がほぼ決まるのでがんばります。
アップ画像の方は接地部分を拡大したものですが、面の繋がりなど細かい所を純正と変えています。

こんな記事を作らないと誰も気が付かない部分ですが。

大体の形が決まったら耐水サンドペーパーを使って金工ヤスリの削り跡を消しつつ磨き上げの下地を整えます。今回は#800→#1000→#1500の順で目を整えまししたが、途中で何度も挫折しそうになり、意地だけでペーパーをかけ続けました。
最後はメタルコンパウンドをコットンウェスに付けてひたすら磨きます。段差部分は靴紐を使ったりサンドブロックを使ったりとありとあらゆる手を使って磨きます。磨き作業は結構楽しいもので、1時間位あっという間に過ぎます。
できあがっパーツを車体に取り付け完成!

形にこだわってます
…で、当然ながら使ったら傷だらけになります。
アルミの地肌は柔らかく、ブーツのソールや砂汚れ等、現実世界はサイドスタンド表面を傷付ける要因に事欠きません。延べ5時間位磨いて曇りなく輝いていた表面も1週間経ったらぼろぼろ……、こんな事ならもうちょっと手を抜いても出来栄えに影響なかったなぁ。
ちなみに掲載画像は3回目の磨き直し直後のものです。

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