二次減速比を変更してみました

かなり以前に施していたことなのですが、二次減速比(ドリブンスプロケットとドライブスプロケットの歯数比)を変更しました。
今回もチープに効果を得るためにドライブスプロケットのみの変更です。
純正15TとDP14T
純正の二次減速比は15:38=2.533です。これを14:38=2.714に変更します。これによって対純正比7%強のショート化になり、極低速域での取り扱いが多少容易になるはずです。
右の画像はスプロケットの比較です。向かって左が純正の15Tで、右が今回取り付けた14Tの軽量スプロケットです。重量では30%位軽量化という事になっていますが、手に持つと軽いかなと思う程度で、実際の乗車フィールには影響するとは考え難いですね。
この部分での本格的な軽量化を図るならチェーンサイズを変更するのが早道です。ワンサイズダウンでおよそ1Kg程度軽量化できるので、スプロケットをスチールのままとしても十分な効果が得られるでしょう。ただし1098は12.5Kg/mという大トルクを発生する上にトルク変動の大きいツインシリンダー(しかも不等間隔爆発)という駆動系に負担をかけやすい条件が揃っているので、頻繁な交換と引き換えとなりそうですね。
交換作業中のショットですが、スプロケットの取り外しはかなり辛いです。
本当にギリギリで狭いです
日本車と違ってギリギリまで設計寸法を詰めているので、チェーンとスプロケットを一体で抜き出す必要があるにもかかわらず、手が入りません。戻すときは歯数が減ってちょっとだけ余裕ができたので、割とスムースにできましたがプロに任せる事を薦める作業ですね。

交換後の感想は

「やっぱりやってよかった~!」

特に極低回転を使わざるを得ない20km/h程度の走行がずいぶん楽になりました。
元々加速がかなり暴力的なのでフル加速時の変化については殆ど比較不能ですが、フロントの接地感が怪しくなる度合いは増した気がします。
スプロケットの歯数変更による調整はコストの割に効果が大きいので、試してみる事をお勧めします。

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