倒れた時のこと
まずは時系列から言っても倒れた時の事から書かねばならないでしょう。
倒れたのは2017/11/05です。
きっかけは午後四時位のことでした。直前に壁掛け電波時計を見て
「もうちょっとで16時だなぁ。ちょっとお菓子でもつまむか?」
と思ったので、より正確に書くなら「午後四時前」でしょう。
仕事場の私物等をしまっているスチール棚に向かって立っていた私は、振り返って隣のお店のピットサービスを見ました。
特に何か気になっていたというわけではなく、単にその方向に店舗への通用口があったというだけです。
そして「その時」がやってきます。
頭の中で「パチン」という、プチプチシートを潰したような極軽い衝撃があり、その瞬間視界全体がガクンと揺れると同時に左に15~30度位回転しました。
「えっ?今何が起きたの?」
思わず口をついてそんな言葉が出ましたが、その時は私の周囲5メートルには誰も居らず、それを聞いた人はいません。
その後も急に気分が悪くなったりすることもなく、時間は緩やかに経過します。
時系列的にはっきりした記憶があるのはここまでです。
どれくらい時間が経ったのかわかりませんが、気がつくと相変わらずスチール棚の前に立っていました。
目眩(めまい)がして、立っているのに非常に努力が必要になっていましたが、
それ以外には自覚できるような異常も無く、全く状況がわかりませんでした。
いつの間にか何時間も経過して終業の20時を過ぎていました。
同僚は声もかけずに帰ったのか…と思ったおぼろげな記憶がありますが、当日の事なのか定かではありません。
「皆が帰ったのなら私も帰ろう」と帰り支度を始めた様です。
そして着替えを済ませて手荷物をまとめたあと、駐車スペースに停めてあったバイクを通用口へ向けて数メートル動かしました。このバイクの移動が明暗を分ける事になりました。
私の記憶はここで途絶えてしまうので、此処から先は伝聞です。
私の職場は自分の勤める二輪販売店と提携二輪用品販売店と四輪用品販売店のピットが一箇所にまとまっているサービス工場です。
午後9時頃に四輪用品販売店ピットの工場長が
「あれ?何であんな所にバイクが停めてあるんだろう?」
と私のバイクに気が付きました。
「あれはStanlyさんのバイクだな。 施錠するとバイク出られなくなっちゃうから念の為確認しておくか。」
見回すと床に不自然な格好で座り込んでいる私が見えたそうです。
私の店の店長と二人で呼びかけても全く反応しないので、
「これはおかしい。救急車を呼びましょう!」
そして最寄りの救急病院へ搬送されたのだそうです。
で、結局SCU(脳卒中ケアユニット/stroke care unit)に収容されるのですが、どの時点で脳卒中と診断されたか、といった事は全くわかりません。
唯一の記憶は恐らくMRIの為に救急隊員の方が結婚指輪を外そうと奮闘している際に
「最近太ったから石鹸水が要ると思います。」
と言った事ですね。
次の記憶は一週間以上経ってからのものですが、自分で体験したと実感が伴う記憶までは更に数日が必要でした。
倒れたのは2017/11/05です。
きっかけは午後四時位のことでした。直前に壁掛け電波時計を見て
「もうちょっとで16時だなぁ。ちょっとお菓子でもつまむか?」
と思ったので、より正確に書くなら「午後四時前」でしょう。
仕事場の私物等をしまっているスチール棚に向かって立っていた私は、振り返って隣のお店のピットサービスを見ました。
特に何か気になっていたというわけではなく、単にその方向に店舗への通用口があったというだけです。
そして「その時」がやってきます。
頭の中で「パチン」という、プチプチシートを潰したような極軽い衝撃があり、その瞬間視界全体がガクンと揺れると同時に左に15~30度位回転しました。
「えっ?今何が起きたの?」
思わず口をついてそんな言葉が出ましたが、その時は私の周囲5メートルには誰も居らず、それを聞いた人はいません。
その後も急に気分が悪くなったりすることもなく、時間は緩やかに経過します。
時系列的にはっきりした記憶があるのはここまでです。
どれくらい時間が経ったのかわかりませんが、気がつくと相変わらずスチール棚の前に立っていました。
目眩(めまい)がして、立っているのに非常に努力が必要になっていましたが、
それ以外には自覚できるような異常も無く、全く状況がわかりませんでした。
いつの間にか何時間も経過して終業の20時を過ぎていました。
同僚は声もかけずに帰ったのか…と思ったおぼろげな記憶がありますが、当日の事なのか定かではありません。
「皆が帰ったのなら私も帰ろう」と帰り支度を始めた様です。
そして着替えを済ませて手荷物をまとめたあと、駐車スペースに停めてあったバイクを通用口へ向けて数メートル動かしました。このバイクの移動が明暗を分ける事になりました。
私の記憶はここで途絶えてしまうので、此処から先は伝聞です。
私の職場は自分の勤める二輪販売店と提携二輪用品販売店と四輪用品販売店のピットが一箇所にまとまっているサービス工場です。
午後9時頃に四輪用品販売店ピットの工場長が
「あれ?何であんな所にバイクが停めてあるんだろう?」
と私のバイクに気が付きました。
「あれはStanlyさんのバイクだな。 施錠するとバイク出られなくなっちゃうから念の為確認しておくか。」
見回すと床に不自然な格好で座り込んでいる私が見えたそうです。
私の店の店長と二人で呼びかけても全く反応しないので、
「これはおかしい。救急車を呼びましょう!」
そして最寄りの救急病院へ搬送されたのだそうです。
で、結局SCU(脳卒中ケアユニット/stroke care unit)に収容されるのですが、どの時点で脳卒中と診断されたか、といった事は全くわかりません。
唯一の記憶は恐らくMRIの為に救急隊員の方が結婚指輪を外そうと奮闘している際に
「最近太ったから石鹸水が要ると思います。」
と言った事ですね。
次の記憶は一週間以上経ってからのものですが、自分で体験したと実感が伴う記憶までは更に数日が必要でした。
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