チョイノリの身体検査


原チャリユーザーの大多数の平均移動距離が2km程という調査結果から、必要最低限度の機能を積み上げて完成されたチョイノリは、同時に徹底的なコストダウンをしました。
お陰で新車本体価格は電動アシスト自転車より更に安い¥59,800!(消費税施行前でした)
国産をアピールする日本地図の静岡県が赤く塗られた「ここで作っています!」なんてノボリもありましたね。国内生産(後年台湾スズキで生産されるようになりました)でこの価格、大したもんです。


チョイノリの言えばこの顔ですよね。
レッグシールドを兼ねたデザインは中々秀逸だと思いますが、どう思います?
廉価モデルながらフロントフェンダーは別体なんです。一般的なスクーターってボディと一体ですもん。ちなみにヘッドライトはロービームのみです。ハイビームなんて、いらないいらない。



一応テレスコピックタイプのフォークですが、逆U字型に曲げたパイプにスプリングを入れてインナーチューブを入れ、抜け止めをした程度。
まぁ、乗ってて不満は無いです。
フロントブレーキは廉価なドラムブレーキ。でもよく効きます。
これ以上効くとちょっと怖いかも。
まだまだシューの残量たっぷり。



とんでもなくガッチリ効くブレーキで簡単にロックしちゃいます。
コーナーでロックさせて遊んでますが、滑らせ続ける程のパワーは無し。
後はモタモタと加速してます。
ショック無しのリジットサスです。
車重が中学生一人分位なので、ギャップに突っ込んでも大した事無く通過します。


これ以上シンプルにできないメーターです。左上はウィンカーインジケーター。
speedの字の下には速度警告燈。
トリップどころかオドメーターも無いので走行距離は不明。
ガソリンは勘で補給。でも超低燃費なので1リットル入らなかったり。
目盛りが50km/hまでしか無いのもなんとなくラブリー。


キックペダルは改良型に交換済み。
最初期型はプレス製だったのですが、不具合あったらしくリコールで鋳鉄製に交換されました。


チョイノリはチェーン駆動です。
キックペダル側にCVTの変速機構が入っていて、後輪に伝える部分だけチェーンです。
シールレスチェーンなので低抵抗ですが、オイルが飛びやすいのでこまめに注油してやると良いでしょう。
カスタムパーツでスプロケットがありますが、馬力に余裕無いから遅くなりそうですね。


ガソリンタンクはオーソドックスにシート下です。容量3リットルで飽きるほど走れます。オイル交換は半年毎というアバウトな設定。ちなみに今のオイルは1098の余りのシェルのアドバンスウルトラの10W-40。こんなマルチグレード入れるか?普通。
でも入れたら加速力がアップしてびっくり!


台鈴機車(台湾スズキ)のWebサイトに行くとこんなリアシートが掲載されてました。チョイノリの車格だと大人二人が乗るのは、かなり無理があるので子供用なんでしょうね。諸外国じゃ50cc未満の原付だって二人乗りOKなんです。日本もそうなら子供達と近所の公園とかじゃんじゃん乗って行ったのになぁ。

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