フォークの残ストローク

各部ダンパーのセット変更が全体的にポジティブなので、もうちょっといじりたくなりました。
とは言っても自分の為だけのセッティングを探し始めると今までのように雑誌等をパクッておしまいとは行かなくなるので、各部の設定を変更によってどんな結果が得られたのかを正しく把握する必要があります。
セッティングの第一歩はプリロード。ダンパーはその次ですね。
フロントフォークの場合はインナーチューブにグリスを塗って計測していたのですが、あまり精度が高くなかったので、はっきり見える様にストロークセンサーを装着しました。
このストロークセンサー、構造はとても簡単です。外側に溝が掘られたC型の樹脂成型品をインナーチューブに嵌め、簡単に分離・結合できる環状スプリングで簡単にずれないよう適度なテンションで締め付けるというものです。
これが開発されるまでは大きなOリングを使っていたのですが、装着にはフォークの分離が必要でしたから思い立ったらすぐとはなかなかいきませんでした。オザワR&DDが開発した製品はいつでも気軽に取付け/取り外しができるので非常にありがたいです。

さて、具体的な変更内容ですが、フロントのプリロードをちょっと強めにしました。

前回の変更の際に全抜きに設定したのですが、ストロークセンサーを付けて残りストロークを計測したところ、意外と残りストロークが無いことが判明。オイルロックが働くので、ストロークを使い切ったとしてもサスペンションが破壊されてしまう訳ではありませんが、非常に危険である事も確かです。
そこでケガキ線1本分(2mm)プリロードを増しました。
右画像はフォークに金属製の定規を貼り付けて撮影したものですが、ストロークセンサーの上面が、インナーチューブ基底からおよそ11mmの所にある事が見て取れます。

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