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2月, 2020の投稿を表示しています

一口にネジと言っても色々あります。

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先日ホームセンターのネジ売り場で電話をしている男性が居て、相手から買うべきネジのサイズについて指示を受けている様ですが、 「10mmのスパナで締める奴って言うだけじゃわかんねーよ!」 などと、少々お怒りモードの様子。 ネジは同じ太さでも頭の大きさが違ったりするし、頭の形だけでも何種類もあるから口頭で正確に伝えるのは結構な難易度です。普段からバイクや車に触ってない人からすると、違っているポイントを説明されても「同じに見える」という事もあるでしょう。 そこで今回は工具箱を漁って極々限られた範囲と種類のサンプルとして10本のネジと2個のナットを撮影してみました。 画像に写っているネジは雄ネジも雌ネジも全てメートルネジという規格でサイズはM6です。 上段一番左は一番基本の六角頭。その右隣はフランジ付きと呼ばれるタイプで、締める時の使用工具はどちらも8mmのソケットや片口スパナです。更にその右隣もフランジ付きでネジも同じM6ですが、締める工具はちょっと大きい10mmです。 ちょっと離れた右に並べてあるのはナットとフランジ付きナットでネジサイズはどちらもM6で、締める工具も同じ10mmです。 平ワッシャーでも同様の効果は得られますが、どうしてわざわざフランジを付けるのか?という事についてはググってください。 下段は六角穴付きボルト達。最初に言った通りこれらも全てM6のネジですが、六角穴のサイズは4mm、5mm、6mmの3サイズです。 一番左が一番見る事が多いであろう基本形、その右隣は最近増えている低頭タイプで文字通り頭部分の厚みが少ない物。 更に右側はトラスネジという頭部分の直径が大きく面圧を下げると共に装飾的要素もある物達です。一番右はバイクの外装類を固定する際によく使われるタイプです。Demon150の記事でも書いてますが、プラスチック外装をがっちり固定すると振動のストレスが集中して割れてしまうのでゴムのグロメットに仲介させて破損を防いでいます。 色々なネジがあるという事はそれぞれを作るに足る理由があります。 そういう訳で、指定された所には指定された純正品を使う、というのが一番安全ですね。

荷物を積みたいならやっぱりコレ!

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タンクバッグを取り付けできるようにしましたが、それで持ち運べるのは精々昼食用の弁当箱と身の回りの小物類。一泊ツーリングともなると着替え以外は何も入りません。 そこで「自分の荷物は自分で運ぶ事」を念頭にサイドパニアケースを取り付ける事にしました。 私と妻の間ではトップケース/サイドパニアケースのどちらも区別せずハコと呼んでましたが、ある一件を境に[堕落のハコ]と呼んでます。その一件とは、それまではきっちりパッキングしてタンクバッグに収め、足りなければあちこちのポケットに入れるなど荷物を極力小さくまとめる努力をしていたのですが、CBF190Xに乗り始めるとハコにポイポイ放り込みパッキングをさぼる様に・・・。 と、いう事で[堕落のハコ]なのです。 まぁ、そういう訳でDemon150GRにも左右の[堕落のハコ]を装着できるように準備開始! 今回のハコはCBF190Xの時に使っていたSHAD製SH23をそのまま移植しますから、まずは専用のステーを車体に取り付けます・・・あれ?もう付いてる。 専用ステーを仮止めした所…というか、ほぼ完成状態 最初は純正キャリア用の雌ネジ穴を使うつもりだったんですが、改造が大掛かりになりそうだったのでカウル固定ボルトに変更したら「何となくそのまま行けそう」となり、やってみたら「そのまま行けちゃいました。」となりました。 本当にびっくりするほどそのまま取り付けできてしまって、嬉しいやら物足りないやら複雑な心境です。 左右ステーを取り付け終わったところ ステーを取り付け終わったらハコを実際に装着してみます。 ここで困った事が判明。 ウィンカーがハコの影に入ってしまい真後ろから以外、ほぼ見えません。 サイドからはウィンカー、全く見えませんね そこで整備振興会のハンドブックを見返して下記の様な図を見付けました。 これによるとウィンカーは「左右80度から見えなくてはならない」ので、現状では完全NGです。でもナンバープレートは見えているので、妻のCBR250Rにも使ったアクティブ製[LEDウインカー ライセンスホルダー付]を使えば問題を解決できるはずです。 LEDウインカー ライセンスホルダー付 の中身一式 早速購入に走りましたが、用品店&ネットショップのどこ...

ハイスロットル化は結構大変!

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Demon150のスロットルは私の好みからするとロースロットル過ぎます。その対策は当然"ハイスロットル化"です。 最初は"スロットルカラーを加工して巻き取り径を増やせば対応できる"と思ってトライしたのですが、ロースロットル加減が半端では無く二度三度と加工しても満足できなかったので、社外品を頼る事にしました。 一応外車カテゴリーのDemon150ですが、ハンドルパイプ外径は極標準的な22.2mmなので特別な物を買う必要が無いのが助かります。Webで[アクティブ製 樹脂スロットルインナーパイプ]を入手し、GPXの純正スロットルホルダと組み合わせると致命的では無い程度に干渉しますが、こんな事は流用カスタムの世界では日常茶飯事の慣れた事ですから、サクッと実用範囲程度に仕上がります。いつもならここで更に"拘りのガタ取り"をするのですが今回のパーツは非常に精度良く作られていて"軽くスムースに動くけれどガタガタ勝手に動かない"という理想的な状態の上にスイッチボックスとゴム製スロットルグリップが直接触れ合うのを防ぐ樹脂製スペーサーまで入っていて、"居たれり尽くせり"でした。 今回使った[樹脂スロットルインナーパイプ] 組み上がれば当然試乗をして結果を確認します。 今回、計算上ではハイスロットル化率30%前後というかなり高レートでしたが、出来上がって実走してみると、 "もうちょっと高レートでも良かったかも・・・" という感じでした。 まぁ、ハイスロットル化率の他にもキャブレターのセッティングや最終減速比などいじりたい所は色々あるので、ちょっと落ち着いて考えをまとめてから次の一手を考えます。 スロットルグリップを接着して作業の95%が終わったところ